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ミノルタα-5xi PANORAMAを修理する

今回はα-5xi PANORAMAです。ヤフオクでレンズとのセットで落札した品物ですが、グリップゴムに割れがあるものの外装はおおむね綺麗です。しかしシャッターを切ると時折絞りが戻らなかったリ動作が不安定でした。 以前購入したジャンクの混品の中に同じ機種があるのですが、こちらはグリップゴムが崩壊、外装がテカテカでファインダー内の液晶に液もれが発生しています。動作には不具合がなさそうです。 そこでこれらを掛...

Minolta AF Macro 50mm 1:2.8 (旧タイプ)を修理する

ヤフオクでカメラとのセットで落札した品物です。品物の状態はわからないものの(そのせいか)格安でした。 届いてビックリ、カビだらけでした。しかも距離環が重たいせいでカメラ側のAFが途中で駆動を諦めてしまう始末です。 これはやりがいのある品物です(笑)。早速マウント側から攻めていきましょう。 マウント金具を留めているネジ4本、内側のカバーを留めている3本、接点基板を留めている2本を外します。 ...

ミノルタα-5700iを修理する

訳あってミノルタ α-5700i を某リサイクルショップで手に入れたのですが、この最初の一台は電池を入れても一切動作しない品物でした。 しかしどうしても α-5700i を手にしたかったので、今度は複数の機種が入り混じったジャンクの混品を某オークションで落札し、念願叶った次第です。電池を入れても一切動作しないという症状は α-5700i に頻発する不具合のようです。同様の品物が数台ありました。 ミノルタのAFカメラはグリ...

大礼記念国産振興東京博覧会(昭和3年)に思う

これまで語られる事が少なく体系的な解説の少なかったペトリカメラですが、petri @ ウィキが有志の手によって構築され、これまで謎の多かった事が多くの資料と調査によって徐々に明らかになっています。先日(2015年5月)全日本クラシックカメラクラブに於いて小林昭夫氏の研究が発表され、ペトリカメラ(前身の栗林写真機製作所)の客観的資料に基づいた正確な歴史が白日の下になりました。素晴らしい研究です。 ここでは一読者と...

Ricoh R8を修理する

当ブログのブツ撮りで使っていたのは昨年の春にEOS kiss Digitalを購入するまでRicoh R8でした。 その後私の手を離れて両親の旅行用カメラになっていたのですが、先ごろ旅行中に壊れたという話です。 メニュー選択のカーソルキーがもげています。 これでも使えそうなものですが、実際に撮影してみるとAFがなかなか合焦しません。鏡胴のどこかが破壊されたに違いありません。 こんなコンパクトデジカメなんて修理して...

Fuji Quick Change Film Pack / Film Holder

1996年に突如富士フイルムから発売されたのが、クイックチェンジ(QC)フィルムです。8枚入りのフィルムパックです。終始Velvia (後にVelvia 50)とProvia 100 (後にProvia 100F)の2品種のみの展開でした。2005年に生産終了しています。 ホルダーはこんな姿です。 フィルムパックはこんな姿です。プラスチック製で頑強です。 このシステムの内部構造はGraflex Grafmatic Film Holder 4x5を踏襲しています。枚数が2枚増...

Graflex Grafmatic Film Holder 4x5 (2)

このホルダーはGraflex製のものがオリジナルですが、後に富士フイルムから「Quick Changer 45」というほぼ同じ品物が販売されていました。 Graflex製はアパーチュアの内側に半円のフィルムカウンターの影が写り込むようになっています。富士製はこの他にも固有文字などを入れられる様なフックが追加されているようです。 富士ではフィルムを装填したスペアのシースを入れられるマガジンも販売していました。シース自体は...

Graflex Grafmatic Film Holder 4x5 (1)

フィルムパックは1900年代から延々と続いた規格でしたが、薄手のフィルムを使っている都合で引伸しには向きませんでした。なにより高価でした。60年代に入って同様の速写を求める向きに用意されたのがグラフマチックホルダーです。通常のカットフィルムを用い撮影後に詰め替えができます。 一度装填すると6枚を連続的に撮影できます。特にレンジファインダーを備えたカメラなら便利なホルダーです。 まずはフィルムの装填...

instax mini 10を修理する

最近富士フイルムのチェキの売り上げが良いのだそうです。韓国や中国で伸びていて、その影響で新機種が出たり新しい絵柄のフィルムが次々に発売されたりという状況です。ここ数年間の斜陽が嘘のようです。チェキが最初に発売されたのはもう15年以上前です。 instax mini 10は1998年発売。Fujinon 60mm 1:12.3 (3群3枚)のプラレンズを搭載しており、1枚目前面にのみコーティングが施されています。この後instax mini 20、instax ...

Petri FTを使ってみる

前回修理したPerti FTですが、慌てて記事にした事もあってセルフタイマーの故障を見逃してしまいました。 そこでまずはその修理の様子でも。 シャッターボタン・セルフタイマーの化粧板を外した様子。上下さかさまからみています。 セルフタイマー本体のこの赤矢印で示した爪と、 シャッターボタン直下のこの赤矢印で示した爪が噛み合う事でセルフタイマーによってシャッターが切れます。 この連携が何か...

Petri FTを修理する

Petri FTは1967年にペトリカメラが販売したTTL絞込測光の一眼レフです。バルブと1~1/1000秒対応の横走り布幕フォーカルプレンシャッターを搭載し、レンズマウントは専用のペトリマウントです。 この個体はC.C Auto 55mm 1:1.8 (4群6枚)が付属しています。 外装の状態の良い品物ですが不調があります。症状としてはファインダーの曇り、プリズム汚れ(おそらく部分腐食/剥離)、スローシャッターのスタック、露出計不動、裏...

カメラのリチウム電池をリチウムイオン充電池に置き換える

現代のカメラは充電池を使うものばかりになりましたが、カメラの電池と言えばリチウム電池だった時期があります。90年代前後のAFカメラです。 私の持っているカメラだと、 Canon EOS 10QDとCanon EOS 100QD。それぞれGR-60とGR-70というエクステンショングリップを付けていますが、バッテリーグリップが用意されなかった機種なのでリチウム電池2CR5のみの対応です。 Canon EOS IXEはグリップがひとつも用意されま...

Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 USMを修理する

そんなこんなでジャンク品として購入した初代のEOS Kiss Digitalですが、幸いにも本体に異常はありませんでした。 ところが付属していたEF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 USM (9群11枚)の前から何枚目かのレンズ縁がぐるりと一周汚れているのです。ファインダーで判るほどではありませんが、スッキリさせたいところです。(この写真ではちょっとよくわからないですね) レンズの構成図をみると前から4枚目か5枚目の汚れが予想さ...

今更Canon EOS Kiss Digitalを購入する

フィルムでの撮影にこだわっている私ですが、このブログを作っている上で少々不便に感じていた事があったのです。使用しているコンパクトタイプのデジタルカメラはズーム式でマクロ撮影もできるのですが、露出がプログラムのみで被写界深度を考慮に入れて撮影することが出来ないのです。パワーズームでズーム位置が曖昧なために、同じ様な物を撮っても毎回違う感じになったりもしていました。一眼レフあるいはそれに準じたカメラな...

コニレットIIで失敗する

昨年の9月にコニレットIIの話をしたのですが、そのときの整備直後の試写です。 実は圧板が所定の位置から外れている事に気付かず使い、フィルムがレールから浮き上がるというJR北海道ばりの大失態をしているのでフィルムの平面性の極めて怪しいピント甘めの写真です。そんな訳で公開を躊躇していたのですが、なんともネタがないので。 無孔フィルムを使っていますのでフルアパーチュアです。 今度改めてフィルムの話を含...

あけましておめでとうございます

カメラとフィルムに戯れる新たな一年が始まりました。 私の本年の目標は「センシトメトリー元年」です。 昨年できなかったので、今年こそ実現したいと思っております。 さて、新年早々何を言っているのかさっぱり意味がわからない訳ですが、それはそれとして元旦早々カメラの整備をしましたので、今回はそのレポートなんぞを。 Yashica 44シリーズの最終機Yashica 44Aは1960年の発売。廉価入門機です。輸出用主体...

Konica ACOM-1のこと

Konica ACOM-1は1976年に小西六写真工業(現・コニカミノルタ)から発売された、同社のオートレックスシリーズのエントリー機です。シャッター優先AEを搭載し、1/1000上限のスクエア型シャッターを載せています。海外ではAutoreflex TCの名前で発売されていたようです。 珍しくヤフオクでカメラ本体を買ってみました。ところがシャッターは切れるものの、プリズムがとんでもなく腐食していて使い物にならない品物でした。安か...

Canon Demi EE17を修理する

Canon Demi EE17は1966年に発売された、いわゆるハーフサイズのカメラです。 目測式でCdSによるシャッター速度優先AEを搭載しています。ファインダー内には絞りメーター針と距離指標針が確認できます。測光素子がセレン光電池だったDemi Sと同じCANON LENS SH 30mm 1:1.7という明るいレンズが特徴です。 動作品を購入して使っていたのですが、久々に使おうと思ったら巻上げができずシャッターボタンも押せない状態になっ...

フラットベッドスキャナのピント調整

私は現在EPSON GT-X700というA4の主走査4800dpiのフラットベッドスキャナをIEEE 1394接続で使っています。 EPSONのフラットベッドスキャナのフラグシップモデルは、 GT-X700 4800dpi α-HyperCCD (2003年10月発売) GT-X800 4800dpi α-HyperCCD II (2004年11月発売) GT-X900 6400dpi α-HyperCCD II (2006年3月発売) GT-X970 6400dpi α-HyperCCD II+ARコート(2007年9月発売) と進化していきました。しかし最新機種のG...

キヤノンのアートコードの正体を探る(2)

前回の続きの本題に入ります。 まず始めに以後の説明のため14桁の数字に名前を与えましょう。上位桁から順にA~Pのアルファベットを当てます。(「I」と「O」は紛らわしいので使いません) さらに各桁の10進数を2進化10進数(4ビット)で表し、下位桁から0~3のビット番号を振り、「A3」、「A2」、・・・・、「P1」、「P0」というビット名を与えます。 ここでは先頭の1桁と終端の2桁は常に0である事が判っている...

キヤノンのアートコードの正体を探る(1)

1990年に発売されたEOS 10QDと、翌年発売されたEOS 100QDだけに搭載された機能、アートコードを覚えているでしょうか? 作例の下にバーコードが印刷されており、そのバーコードを読ませるとカメラに撮影情報が登録されて、作例と同じ写真が撮影できるという夢のようなシステムです。カメラに搭載されたイメージゾーンの進化系といえるでしょう。同じシチュエーションでおもむろにポケットからカードを取り出し、さっと読み込ん...

Minolta Autopak 700というカメラ

以前に撮影したフィルムを紹介しましたが、カメラについては何も語りませんでした。近頃気の迷いで同じ機種をもう一台購入し整備しましたので、その話を含めて書きたいと思います。 Minolta Autopak 700は1965年に発売されたインスタマチックカートリッジ用のカメラです。Rokkor 38mm 1:2.8はテッサータイプ。連動距離計を持ち、SEIKO製レンズシャッターを採用。オート露出はもちろん、絞りも含めてマニュアル露出も可能な...

コパルシャッターとコンゴーレンズについて

私は酒井特殊カメラ製作所(現サカイマシンツール)のトヨフィールド45Aというカメラを使っています。 このカメラのために最初に手に入れたレンズは山崎光学研究所のコマーシャルコンゴーでした。購入した2000年頃はまだニコンや富士のレンズも中古でさえ結構高額で手頃なものはありませんでした。殆ど新品だったこのレンズを見つけたときは救世主かと思ったほどです。 その山崎光学研究所ですが、今年の4月に業務終了...

コニレットIIの整備

ずいぶん以前に購入したジャンクの小西六のコニレットII。すっかりほったらかしでした。ベークライト製の華奢なカメラです。何一つ無理ができません。怖いので程度の良いものを選びました。 天気が悪く撮影ができない日々が続いているので整備します。 症状は、シャッター始動レバーがガタ付いているのと、不安な気がするシャッター速度、若干のレンズの曇り、ファインダーの汚れ、巻き上げカウンターがとっても重い、と...

マイクロフィルムで風景撮影(1) カメラを準備する

世の中デジタル化が進みました。 映画はデジタルデータから直接映写され、上映フィルムは使われなくななりつつあります。医療現場のレントゲンはデジタルに置き換わっています、今使われているフィルム撮影装置もどんどん置き換わり、診察室のシャウカステンは消えていくでしょう。書籍の印刷はデジタルデータから直接印刷版を製作するCTPに移行して、写植切り貼りの版下フィルムはおろかイメージセッターすら不要になりました...

IX Nikkorという箱庭

私の場合、最初に購入したカメラがCanonの一眼レフカメラでしたので、35mm一眼レフに関しては他のメーカのボディやレンズは殆ど所有していません。限られた資源を集中させるとそういう結論になってしまった訳で(笑)、他のメーカの品物が嫌いだとかではないのです。そんな私が初めて購入したFマウントボディがこのPRONEA 600iです。APSフィルム用一眼レフですけどね。 購入した理由は「捨て値で売られていて、あまりにもかわ...

更けゆく夜は二眼レフレンズの整備

愛機Mamiya C220のレンズSekor DS 105mm 1:3.5のシャッターが最近調子が悪いのです。低速が異常に長いのです。1秒のはずが2秒近くです。低速側が全く信用おけません。 このCシリーズを含めてマミヤのレンズにはセイコーシャッターが多く使われています。プレス用にも同じセイコー#0が使われています。私はその幾つかを所有していて、過去に何度もそれらに手を入れていますので、勝手知ったる他人の家のようなものです。...

Disc Cameraを修理する

1982年にKodakが発表した円盤状のフィルムを使用するカメラがディスク・カメラです。ディスクといっても磁気記録なんかじゃないですよ。銀塩フィルムのディスクです。 当時コンパクト・ディスク(CD)が同時期に発表され、ロゴがとても似ていて、将来はこんなカメラが主流になったりするんだろうかと素人ながらに思ったものです。テレビでCMが頻繁に流れていましたから、当時のコダックは相当力を入れていたのではないかと思...

RAPIDシステムとスクエアフォーマット(2)

インスタマチックがそうであるように、RAPIDシステムにも感度を自動設定する機能があります。 このカートリッジはFujicolor N100です。感度タブには「G」と刻印されています。 カートリッジがカメラの供給側に収まると感度タブがカメラの露出計に連動するガバナーを押し下げます。感度タブの長さには決まりがあって、flickrの掲示板によれば、規格そのものはISO25~400まで1/3ステップで対応しているようですが、こ...

RAPIDシステムとスクエアフォーマット(1)

Kodakが発表したインスタマチックに対抗して翌年の1964年にAgfaが発表した規格、RAPIDシステムをご存知でしょうか。このシステムが世の中に出てきた経緯はなかなか面白いのですが詳しい話は他へ譲りましょう。98年ごろだったか浅草の早田カメラさんでAGFA XRG200と並んだカメラを見て、まだフィルムが生産されていたのか!と驚愕しましたから、95年前後までAgfaがフィルムを供給していたのではないかと思います。 発売当初...

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自分の撮った写真がフィルムに残っているのって何かいいよね

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