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EVの話(8) 算術方式とAPEX

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) ここまで APEX (Additive system of Photographic EXposure) を中心に EV を説明してきました。 \[ Ev = Av + Tv = Iv + Sv = Bv + Sv \] 「APEX」は個別の各要素の加減算によってEVを算出する方法ですが、それぞれの要素を一緒に計算しEVを算出するのが「算術方式」です。 それぞれの定義式 \[ Av = 2 \log_{2} A \] ...

EVの話(7) IVとBVの関係

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) SV,IV,BVを説明してきましたが、最初に、 \[ Ev = Iv + Sv \] \[ Ev = Bv + Sv \] と説明しました。 つまりEVが同じとき、IV=BVの関係が成り立ちます。 \[ Iv = \log_{2} \frac{2^4}{100}I \] \[ Bv = \log_{2} B \] (それぞれの単位は \( I(fc) \), \( B(fL) \)である) ですから、IV=BV のとき、 \[ B = \frac...

EVの話(6) BVと輝度の対応表

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) 面光源の明るさを表す量が輝度です。 輝度は面光源をその垂直方向の観測点(P)から見た時、観測点を通過する単位面積・単位立体角から放射される光束の量で定義されます。 \[ 輝度 = \frac{光束(lm)}{立体角(sr) \times 面積} \] \( 光束(lm) = 光度(cd) \times 立体角(sr) \) ですから、 \[ 輝度 = \frac{光度(c...

EVの話(5) IVと照度の対応表

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) 最初に光の量を扱う用語と単位について解説します。 \( cd \)(カンデラ)とは点光源が放射する光の明るさ(光度)の単位で、由来は蝋燭の明るさ=1\( cd \)です。 \( lm \)(ルーメン)とは光束の量を表します。 光度が1\( cd \)の点光源から1\( sr \)(ステラジアン)内に放射される光束は1\( lm \)です。 \( sr \)とは...

EVの話(4) SVとISO感度の対応表

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) EV (Exposure Value) という指標が露出を決定する \[ Ev = Av + Tv \] の関係であるのはわかりました。これはカメラの露出機構に渡されるいわば出口です。 ではそもそもEVはどのように計測され決定されるのでしょうか。つまり(カメラの内外の)露出計から渡される入口はどうなってるのかという話です。 これもAPEXで...

EVの話(3) TV-AV表にみるプログラム露出の進化

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) 前々回、前回とAV,TVの具体的な数値をまとめましたが、 それぞれの関係は、(以下式中は EVを\( Ev \), AVを\( Av \), TVを\( Tv \) と表す) \[ Ev = Av + Tv \] になっています。 ここで横軸にTV、縦軸にAVをおいたTV-AV表を考えてみます。 EVは横軸と縦軸の数値の和ですから、左上から右下に走る斜線がEVの等...

EVの話(2) TVと露出時間の対応表

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) 今回は TV(Time Value)の話をします。 TV は 露出時間(T)によって次のように規定されています。 \[ Tv = - \log_{ 2 } T \] これを計算すると、 \[ T = 2^{-Tv} = \frac{1}{2^{Tv}} \] となります。 1/6TVを計算するため、ここで、\( Tv = \frac{1}{6} Tv' \)としたとき、 \[ T = \frac{1}{2^{ \frac{Tv'}{6} } } ...

EVの話(1) AVとF値の対応表

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。) ASAが策定した APEX SYSTEM (ASA PH2.5-1960) が元になった EV (Exposure Value) という指標があります。感材の感度、被写体の照度、絞り値、露出時間の相関を簡単な加減算で示す目的で作られたようです。 EV は名が表すように露出計によって計測された被写体の照度と感材の感度で決定された露出値を示しています。そこか...

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