Entries

RAPIDシステムとスクエアフォーマット(1)

Kodakが発表したインスタマチックに対抗して翌年の1964年にAgfaが発表した規格、RAPIDシステムをご存知でしょうか。このシステムが世の中に出てきた経緯はなかなか面白いのですが詳しい話は他へ譲りましょう。98年ごろだったか浅草の早田カメラさんでAGFA XRG200と並んだカメラを見て、まだフィルムが生産されていたのか!と驚愕しましたから、95年前後までAgfaがフィルムを供給していたのではないかと思います。

1.jpg

発売当初は国内メーカ間に「日本ラピッド会」なる組織があって普及に力を入れたそうです。最終的に富士はNEOPAN SS、NEOPAN SSS、FUJICOLOR N64、FUJICOLOR N100、FUJICOLOR R100の5種類のフィルムを販売したようです。

2.jpg

こんなスプールのないパトローネを供給側と巻き取り側の両方に使う、ライカ判だと12枚撮りの35mmフィルムのシステムです。フィルム先端と後端をこんな形でカットしていて熱処理で少し硬くしてあります。さらに穿孔文字でフィルム名と露光済みかどうかが判るようになっています。

3.jpg

インスタマチックがそうであるようにRAPIDシステムにもスクエアフォーマットを採用したカメラがいくつかあります。今回使ったのはMinolta 24 Rapid。RAPIDのカメラはオート露出オンリーのものが多いですが、これはマニュアルでも撮影できます。レンジファインダーでレンズもROKKOR 32mm 1:2.8のテッサータイプです。気合入った機種です。すばらしい。

通常の12枚撮りの135フィルムを給装側に頭から入れていってスプールに巻かれた巻きのきつい方が使い始めになるようにします。フィルムの先頭をちょっと伸ばしてクセをつけておけば巻き取り側カートリッジに入った後はスムーズに巻き込まれていきます。これTipsです。

シャッターボタンが押下できない状態でしたので分解修理しました。修理後の撮影テストに使ったのは超期限切れのSuper G Ace 400です。

02.jpg 03.jpg 04.jpg 06.jpg

Minolta 24 Rapid / Fuji Super G Ace 400 (CH-4)
撮影地:真駒内用水 (2012/11/11)
関連記事

Appendix

プロフィール

tri-chrome

Author:tri-chrome
自分の撮った写真がフィルムに残っているのって何かいいよね

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

検索