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Sp523 4x5フィルムパック

かつてカットフィルムにはフィルムパックなる品物がありました。ポラロイドのピールアパートタイプフィルムパックを想像するとわかりやすいです。1枚撮影する毎に引っ張って連続して次の撮影ができるというものです。

A.jpg


昔の富士のNEOPAN SSのそれです。4x5サイズの12枚撮りです。JISのJ523という規格に基づいています。残念ながら日本では80年代に生産が終わりました。
元になったのはKodakのSp523、16枚撮りです。Kodakは1993年まで生産していました。

B.jpg


このような姿をしています。パック自体は薄いカラートタンを板金加工して作られています。

C.jpg


これを使うためのホルダーはGraphic社は勿論、TOYOからもフィルムパックホルダーとして出ていました。

D.jpg


厚みが20mmほどありますが、カメラ側の構造が許せばカットフィルムホルダー同様に差し込んで使うこともできます。

E.jpg


蓋を開けるとこのようになっていて、

F.jpg


ヒンジ側からフィルムパックをスライドすれば、このように納まります。

G.jpg


撮影が終わると一番上のタブをゆっくり引きます。止まったところでこのタブを破ります。Kodakの場合はここに撮影メモが書き込めます。フィルムには予め記番が入っているので現像後に照合できるわけです。

H.jpg


パック内のフィルムを全て撮影しなくても、途中で撮影分だけを暗室で取り出すこともできるようになっています。フィルム銘柄の書かれたカバーを引くとこのように外れます。

I.jpg


外枠の2つと中枠は全て分解できます。

J.jpg


フィルムはこの中枠の外側を滑り込む構造です。

K.jpg


薄手のフィルムがタブ(裏紙)に乳剤面が外側に向くように取り付けられています。

L.jpg


このように引き手側の一辺だけが接着されています。

M.jpg


中枠の圧板に常に押し出されているので1枚目から最後まで常にこんな風に枠にぴっちり張り付いています。
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