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中国製 200フィルム(7) Lucky 200+ (偽物)

Ebayで中国の出品者から入手しました。

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このフィルムはパトローネに再利用品が使われています。写真のものはLucky 200+のパトローネですが、傷だらけで汚れが酷く再利用であることが明らかな状態です。

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手に入れた中には富士のSuperia 200のパトローネにLucky 200+のシールを貼ったものもありました。全くデタラメといって良いでしょう。正規品ではないと断言できます。

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フィルムとスプールとは正常に接合されていました。どうやって取り付けたのでしょう。開けてみたところ、こんな感じ。

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驚くことに数本分のフィルムの残骸が接合されています。外してみると4本分です。

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これは既に1本分を現像時に上手に外していますから、撮影使用中に5本分のフィルムが接合されていたという事です。どういう事なのでしょう。中国では日常的にパトローネを再利用したものが流通しているのでしょうか?どんな方法でこんな接合ができるのかもわかりませんし、そもそも5本も接合していたら、何かのはずみで使用中に外れてもおかしくありません。何というクオリティ。自然に優しいリサイクルも度が過ぎます。

フィルムの長さは通常の36枚撮りより3コマ分短いです。パトローネケースは中国楽凱のそれを複製した物と思われます。バリが多く粗雑です。

ここまでの情報でも普通の人なら充分辟易すると思いますが、もっとビッグイシューが存在します。それは、「フィルム乳剤の塗布が均一ではなく、画面の至るところに斑点が出没する」という点です。現像前のフィルムを注意深く観察すると所々に乳剤の盛り上がりがあり、現像後にそれらは原色の斑点となって現れます。 例えば画面の一部分を拡大するとこんな調子です。

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以前基幹ラボ勤務の友人がいて90年代の中国や東欧圏の低品質フィルムの話を時々耳にしていましたが、実物は使ったことがありませんでした。こういう事だったんだなーと。

さらにパトローネへのローディングの際に付いたのか、フィルムのベース側にも随所にキズがあり、全く誰にもお勧めできないフィルムです。そもそも一体何処のメーカで生産されたフィルムなのでしょう。昔の在庫を詰めたのかな。想像もつきません。さすが中国です(色々な意味で)。

潜像はありません。感度は200に足りていないと思います。100で使うべきかな。薄めのネガからなんとかスキャンしているせいか、フィルムが故障しているせいか、色のバランスが微妙です。

中国製、乳剤番号6230053、期限2012年12月。(パッケージ記述)

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Canon T90,FD 35mm 1:3.5 S.C. / Lucky 200+ (偽物)
撮影地:南19条大橋 (2013/2/5)
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