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EVの話(7) IVとBVの関係

(注・本記事はMathJaxによる数式表示を用いています。JavaScript動作環境で閲覧する必要があります。)

SV,IV,BVを説明してきましたが、最初に、
\[ Ev = Iv + Sv \] \[ Ev = Bv + Sv \] と説明しました。
つまりEVが同じとき、IV=BVの関係が成り立ちます。

\[ Iv = \log_{2} \frac{2^4}{100}I \] \[ Bv = \log_{2} B \]
(それぞれの単位は \( I(fc) \), \( B(fL) \)である)


ですから、IV=BV のとき、
\[ B = \frac{2^4}{100}I = \frac{16}{100}I \] となります。

実際にそれぞれの表の例えば IV=BV=4 の部分を再確認すると、

IV照度
fclx
41001076
4+1/61121208
4+1/31261356

BV輝度
fL\( cd \)/\( ft^2 \)\( cd \)/\( m^2 \)
4165.0954.8
4+1/618.05.7261.5
4+1/320.26.4269.0

となっていて、間違いないことがわかります。


理想的な均等拡散反射面(=ランベルト反射面)を照らしているとき、反射面の照度(I)とその反射面の輝度(B)の間(\( fc \)と\( cd \)/\( ft^2 \) あるいは \( lx \)と\( cd \)/\( m^2 \))には、輝度観察方向にかかわらず、
\[ B = \frac{反射率}{ \pi } \times I \] の関係があります。

1\( fL = \frac{1}{ \pi }cd \)/\( ft^2 \)

ですから、上記の式は、
\[ B(fc) = 反射率 \times I(fL) \] となり、前述から、 \[ 反射率 = \frac{16}{100} = 16% \] となります。

一般に反射率18%のニュートラルグレーカードが反射光式露出計の基準になっているにもかかわらず、なぜこうなっているのかはよくわかりません。2の累乗で16が都合が良かった(数値の並びを整えた)のが最大の原因のように思います。

では16%と18%ではどのくらい違うかというと、先ほどのBVの表の "4+1/6BV"をみると "18.0fL" があるのがわかります。この時 "4+1/6IV" が "100fc"であれば丁度反射率18%のはずです。つまり約1/6EVずれているということになります。

これを大きな差とみるかは難しいところです。少なくともスチル写真では混在併用する事が殆どありません。併用したにせよ1/6EVの違いは表現の中に吸収されがちで問題視に至る事はまずないように感じます。

これを併用する映画界などではそもそも複数の露出計を調整して数値を揃え実害が出ないようにするそうです。
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