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キヤノンのアートコードの正体を探る(3)

ほぼ四半世紀前の電子制御カメラについてあれこれ書くなんて常軌を逸しているにも程がありますが、今回も1990年発売のEOS 10QDと1991年発売のEOS 100QDだけに搭載されたアートコードの話の続きです。

前々回前回は既存のアートコードの内容から導き出した結論ですが、今回は実際にバーコードを作成して未使用ビットの検証をしました。

新たな発見がいくつかありました。

●AEモード
B1B0
プログラム
シャッター優先
絞り優先
深度優先

「深度優先」が見つかりました。

●内臓ストロボ
E2E1
OFF
ON
自動
(自動)

「11」も「自動」と判断されるようです。(EOS 10QDで確認)

●プログラムナンバー

F3~F0、G3~G0はプログラムナンバーがそのまま入っています。

「01」~「40」しか使われていませんが、他の番号ではどうなるかを検証しました。
「00」はプログラムナンバー非表示になります。
「41」~「99」は問題なく表示されることがわかりました。(共にEOS 10QDで確認)

●シャッター速度
K3K2K1K0L2L1
(1/2000)
(1/2500)
(1/3200)
BULB
30"
20"
15"
10"
8"
6"
4"
3"
2"
1"5
1"
0"7
1/2
1/3
1/4
1/6
1/8
1/10
1/15
1/20
1/30
1/45
1/60
1/90
1/125
1/180
1/250
1/350
1/500
1/750
1/1000
1/1500
1/2000
1/3000
1/4000
(1/6)

「BULB」が見つかりました。AEモードが「マニュアル」以外でも設定できますが、この場合は表示のみで実際にはバルブとして働きません。
括弧で囲まれた値は設定範囲外と思われる値です。EOS 10QDでの表示値です。通常は設定不能な「1/2500」「1/3200」は実際にその速度でシャッターが切れるのかどうか定かではありません。

●絞り値
L0M2M1M0
(F1.0)
F1.0
F1.4
F2.0
F2.8
F4.0
F5.6
F8.0
F11
F16
F22
(F32)
F32
(F32)
(F32)
(F32)

F1.0が判明しました。
括弧で囲まれた値は設定範囲外と思われる値です。EOS 10QDでの表示値です。
純正EFレンズの最小絞りはF32と思いますが、純正エクステンダーを併用するとF64になるようです。この時の表示と挙動は残念ながら対応するレンズを持っていませんので検証できていません。既存アートコードが「F32」に「0110」を使っているのが釈然としま せん。
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