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更けゆく夜は二眼レフレンズの整備

愛機Mamiya C220のレンズSekor DS 105mm 1:3.5のシャッターが最近調子が悪いのです。低速が異常に長いのです。1秒のはずが2秒近くです。低速側が全く信用おけません。

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このCシリーズを含めてマミヤのレンズにはセイコーシャッターが多く使われています。プレス用にも同じセイコー#0が使われています。私はその幾つかを所有していて、過去に何度もそれらに手を入れていますので、勝手知ったる他人の家のようなものです。今回はシャッターリーフまで分解する必要がなさそうなので簡単に済みそうです。サクサクっといきましょうか。

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ちなみにこのレンズにはセルフタイマー付きのシャッターが付いています。ビューレンズにも絞りがあったり、ちょっと贅沢な仕様になっています。セルフタイマーには異常がないのでスローガバナーユニットだけの部分修理をします。

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まずはユニットを完全に分解してパーツ全てをひとつずつ時計用ハケを使ってベンジン中で徹底的に擦って汚れを落とします、さらにホゾ穴全てを研磨剤と爪楊枝を使って磨き上げます。その後再度新しいベンジンに入れて超音波洗浄し、乾燥させます。(精度を得るには洗浄が一番大切なんです)

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あとは組み戻すだけ。

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ホイホイっとね。

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組み上げたら時計用のメービスAルーベ、ガバナ車ホゾにはグリスをオイラーを使って注油します。(このシャッターはガバナーユニット底面がセパレータに触るので、油量が多すぎると後々リーフにまで流れ込みますからホドホドに)

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整備後はキッチリと低速が切れるようになりました。低速側はそんなに多用しないけれど、ちゃんとしてないと気持ち悪いですからね。

(注・自分で修理するのはやめましょう。部品を紛失すると修理不能になります。カメラ・レンズの修理はカメラ店に依頼しましょう。)
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